玄米をまるごと使った新しいプラントベースフード

株式会社神明では、2022年に米粉を主原料にした植物性チーズの代替品を販売開始。その後も商品のブラッシュアップを続け、2024年4月にリニューアル商品として国産玄米を使用した「玄米シュレッド」を発売。さらに、国産玄米使用の「玄米ヨーグルト」を新開発しました。2品はともに、乳製品不使用、アレルギー特定原材料等28品目不使用、コレステロール0で、お子様からご高齢の方まで安心してお召し上がりいただける商品です。

米粉のチーズ代替食品を玄米粉でリニューアル

「今回開発したのは、ビタミンミネラルを豊富に含み、健康食として注目を集めている玄米をまるごと米粉にしたチーズ代替食品です。動物性の原料は一切使用していないプラントベースフードで、健康的でやさしい味わいに仕上げました」と話すのは、成長戦略室マネージャーの上野大吾さん。米粉の原料を精米から玄米に変えた理由をお聞きしました。

「リニューアル前の商品や植物性のヨーグルトを食べられている方にインタビューをしたところ、多くの方が普通の精米より玄米の方が『健康的』というイメージを持っていらっしゃいました。そこで、20代から40代の情報感度の高い女性をターゲットに設定して、より健康志向の方に訴える玄米商品を開発することにしました」(上野さん)

米粉のチーズ代替食品を玄米粉でリニューアル
米粉のチーズ代替食品を玄米粉でリニューアル

「玄米シュレッド」は、オーブントースター等で加熱すると“とろ~り、もっちり”食感が味わえます。濃厚な味わいなのに後味さっぱり。そのまま生で食べることも可能で、サラダに振りかけたり、カレーライスに乗せたり、さまざまなアレンジを楽しめます。
その開発では、玄米粉の持つ風味や、加熱した際の食感にこだわったそうです。
「米粉には独特な風味があります。よく言えば香ばしさですが、その癖を多くの方に受け入れていただくためにどうまとめるか、玄米粉に白米粉をまぜるなど、そのバランスにこだわりました」と上野さん。
“とろ~り、もっちり”感を出すために、もち米の玄米粉を使用。植物油脂や澱粉分解物などとのバランスによってその食感を生み出しています。
「チーズのような食感を生むために、米粉を数種類ブレンドするなどさまざまな工夫をしています。また、チーズのような旨味を出すために、粉末酒粕や粉末昆布エキスを加えています」(上野さん)

さらに、玄米粉を使ったヨーグルトを新開発

「玄米ヨーグルト」は玄米粉から玄米ミルクをつくり、乳酸菌を添加して発酵させたプラントベースのヨーグルトです。玄米粉に加えて、イヌリンとオオバコ種皮末を配合し、100gあたり6.7gの食物繊維を含んでいます。乳酸菌の酸味と玄米の風味をいかしたやさしい味わいで、オリゴ糖を加えていますが甘さは控えめ。さっぱりとなめらかな食感です。

「植物性ヨーグルトは、どちらかというとマイルドな味わいのものが多いのですが、この商品はヨーグルト特有の酸味を少し出したいと思い、通常の植物性ヨーグルトより発酵時間を長めに設定しました」と上野さん。ヨーグルトの酸味に関する好みは人によってさまざま。商品としてのバランスが難しかったそうです。
また、ヨーグルトらしい滑らかな食感を出すために、寒天やライスプロテインの配合に試行錯誤されたそうです。

さらに、玄米粉を使ったヨーグルトを新開発
さらに、玄米粉を使ったヨーグルトを新開発

動物性ヨーグルトとの大きな違いは食物繊維が摂れることです。
「商品パッケージやホームページで、当商品の食感を“つるんとすっきり”と表現していますが、“すっきり”には、すっきりとした甘さであったり、身体の不調を感じた時に食べてほしいという意味も込めています」と話すのは、営業本部・クロスセル商品開発室の川野穂ノ花さん。
「植物性ヨーグルトは、豆乳やアーモンドを使用したものがいくつも販売されており、健康意識の高い方向けの商品ジャンルとして注目されています。でも、玄米でつくられたヨーグルトは他にはなかなかありません。そのままでも、蜂蜜などをかけてもおいしいですが、塩・コショウや醤油との相性も抜群です」と川野さん。玄米の可能性を広げる新しい商品です。

おすすめの食べ方を特設ブランドサイトでPR

「玄米シュレッド」と「玄米ヨーグルト」は、「玄米の新しいプラントベースフード」としてシリーズ化。米粉商品化発等支援対策事業の補助金により、統一感のあるパッケージデザインや特設のブランドサイトを制作するなど、商品PR・販売促進に力を入れました。
パッケージでは「玄米のイイコト、まるごと」というキャッチコピーや健康的で楽しそうなイラストなどを統一。ブランドサイトでは投稿レシピやおすすめレシピを多数掲載しています。
「この商品を多くの方に楽しんでいただきたいので、アレンジレシピはこれからも増やしていきたいですね」(川野さん)

おすすめの食べ方を特設ブランドサイトでPR
おすすめの食べ方を特設ブランドサイトでPR

お二人にもお勧めの食べ方を教えていただきました。
「『玄米シュレッド』はチーズフォンデュ的な食べ方がお勧めです。豆乳や白ワインに溶かして、茹でた野菜に絡めるととてもおいしいです。『玄米ヨーグルト』は、野菜嫌いのうちのこどもには普通のヨーグルトと混ぜて食べさせています。タンパク質と食物繊維の両方が摂れるので」(上野さん)
「炊いたご飯に醤油とみりんとともに『玄米シュレッド』を混ぜて焼きおにぎりにするととてもおいしいです。焼いたものを一度冷凍して、レンジで温め直したときの『玄米シュレッド』のとろとろ感と香ばしさが大好きです。『玄米ヨーグルト』は、ナッツとカルダモンなどのスパイスをかけて食べるとクセになります」(川野さん)

現在、「玄米シュレッド」「玄米ヨーグルト」それぞれ別フレーバーの検討など開発を継続中とのこと。新たな玄米粉商品への期待が高まります。