
米粉は九州産ミズホチカラを100%使用したグルテンフリーの丸パンです。砂糖・卵・乳製品・添加物は使わず、瀬讃の塩やハンガリー産アカシアはちみつ、白神こだま酵母など、とことん素材にこだわりました。1個ずつラップ包装し、冷凍保存用のフリーザーバッグに入れてお届けするため、冷凍庫で簡単に保存でき、食べたいときに電子レンジで温めるだけで手軽に楽しめます。お客様のご要望に応え、価格は据え置きで10gサイズアップしました。
3,980円(税・送料込)/80g×10個
7,480円(税・送料込)/80g×20個
14,480円(税・送料込)/80g×40個
20,880円(税・送料込)/80g×60個
・自社ECサイト
詳しくはこちら
・各社ECサイト

ネットショップで旅行用雑貨等を販売していた合同会社HatchBeeが、こころもからだもよろこぶ米粉パン「こめもっち」を開発・販売。お客様からの予想以上の反響を受け、この度、製造体制の強化と商品の改良を行いました。これまでの経緯と今後の展開について、同社代表の木村はづきさんにお話をお聞きしました。
そもそもなぜ米粉パンの開発・販売を始めようと思ったのでしょうか。 「これまでECで雑貨などを販売していた際に、利用していた建物内にパンを製造できるスペースがあったのがきっかけです。パンづくりに挑戦する過程で、小麦アレルギーのためにパンを諦めざるを得ない方々の存在を知りました。私も病気で好きなスポーツを断念した経験があり、体の事情で好きなことを諦める人々を支えたいという思いから、米粉パンの開発に取り組みました」


米粉パンの開発で、まず直面したのが「そもそも相談できる人がいない」という問題です。書籍や既存のレシピでは参考になるものが少なく手探りの状態から、米粉パンに知見のある方を探し、想いを直接伝えて協力をお願いするところから開発が始まりました。
「開発初期は、その方と私の2人だけで、朝から晩まで一日中米粉パンを焼き続ける日々でした。水分量をほんの数グラム変えるだけで仕上がりが大きく変わる米粉パンは再現性が難しく、『昨日はうまくいったのに今日はうまくいかない』ということが何度もありました。それでも試作を重ね、毎日安定してつくれる工程を少しずつ見つけていきました」と木村さん。次の壁は、その工程を現場で再現・定着させることでした。
「スタッフと何度も一緒に作業し、生地の状態や発酵タイミングを伝えながら、少しずつ覚えてもらい仕組みとして落とし込んでいきました」(木村さん)
こうして完成したのが「こめもっち」。米粉は九州産ミズホチカラを100%使用し、添加物・砂糖・卵・乳製品を一切使用しない、からだにやさしく、毎日安心して食べられる米粉の丸パンです。瀬讃の塩やハンガリー産のアカシアはちみつ、白神こだま酵母など素材にこだわりました。
また、商品は1個ずつラップ包装し、冷凍保存用のフリーザーバッグに入れて届けるため、購入者がすぐに冷凍庫に保存でき、食べるときは一個ずつ電子レンジで温めるだけという利便性が売りです。

「『どこに住んでいても』『必要な分だけ』『食べたいタイミングで』食べられることは、食事制限がある方や体調に波のある方の食生活を支える大切な要素だと考えています」(木村さん)
“からだにやさしい”ことが、特別な選択肢ではなく、日常の中に自然に溶け込むこと。そのために、味・手軽さ・続けやすさ・供給の安定性まで含めて設計した点こそが、本商品の最大の魅力であり、新しさだと木村さんは語ります。

こうして完成した商品は、お客様から「もっちりした食感が大好き」「もうこのパンなしでは生活できない」など、想像以上の反響があり、製造が追いつかないほどの注文をいただくようになりました。
一方で、お客様からは「サイズがもう少し大きいとうれしい」という声をいただき、社内では「納期が遅くなってしまう」「生産数に限界がある」という新たな課題にも直面しました。
手作業中心の製造体制ではこれ以上の需要に応えることが難しく、またコスト面でも限界がありました。
そこで今回、米粉商品開発等支援対策事業を活用し、製造工程の一部に機械を導入しました。これにより、より多くの商品を安定して製造できる体制となり、製造コストも削減。お客様からの「サイズが小さい」というご要望にも応え、価格はそのままでサイズアップを実現しました。
新しくなった「こめもっち」をどのような人に届けたいかお聞きしました。 「本商品は、小麦が体に合わない方や、アレルギー・食事制限のある方など、これまで“パンを楽しむこと”を仕方なく諦めてきた方はもちろん、体調やライフステージの変化により、食べるものを見直したいと感じている方、 忙しい日常の中でも、からだにやさしいものを無理なく“おいしく”取り入れたい方にも、日々の食事の選択肢として寄り添える存在でありたいと思っています」と木村さん。
また、以前旅行会社に勤務していた経験がある木村さんは、海外向けの販売も検討中とのこと。その勉強のため、本事業を活用して、シンガポールで開催された「Taste Japan Fair」に参加し、海外展開の可能性を探りました。
「現地ではグルテンフリー文化がまだ浸透していないことや、砂糖不使用など他の特徴も訴求する必要があること、富裕層が多いエリアでの展開が効果的であることなど、多くの学びを得ました。今後の海外展開に活かしていきます」と木村さんは振り返ります。

今回の商品リニューアルにより売上2倍を目指すという木村さん。最後に米粉の可能性についてお聞きしました。
「米粉には、『代替素材』ではなく、日本の食文化や農業の未来を支える、大きな可能性があると感じています。実際に向き合ってみると、米粉ならではのやさしい甘みや、もちもち食感、消化のしやすさなど、小麦にはない魅力がたくさんあり、『積極的に選びたくなる食材』だと実感しました。米の消費量が減少する中で、米粉として活用することは、食の選択肢を広げるだけでなく、農業や地域を支える一助にもなります。一方で、現状はまだ米粉は扱いが難しいところもあり、製造の再現性や大量生産には課題が多いと感じています。だからこそ、製法や工程を工夫し、仕組みとして成立させることで、米粉の可能性はさらに広がっていくと感じています」
※本記事は2026年1月時点の情報です