
福岡県産玄米「ふくのこ」100%の発芽玄米全粒粉を使用したノンフライスナックです。特殊技術でサクサクと軽やかでクセのない味と香りを実現し、「香るゆずのり塩」など3種のフレーバーを用意。日本最古のゆずと言われる埼玉県毛呂山町の「桂木ゆず」を使用するなど、素材のすべてにこだわりました。添加物に頼らない素材を生かした製法で、自然派食品を求める方から食事制限のある方まで安心して楽しめる米粉スナックです。
サクリィ(香るゆずのり塩/こだわりチーズ/たっぷりカカオ) 各397円(税込)/1袋30g
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・全国のナチュラル系スーパーや小売店など

株式会社グッテ(以下、グッテ)では、食と健康をつなぐ製品の開発販売や腸疾患患者のオンラインコミュニティ「Gコミュニティ」、お腹の弱い方向けレシピサイト「グッテレシピ」の運営などを行っています。
今回、食に制限のある方や健康な食品を求める方などが安心して楽しめる新しい米粉スナック「サクリィ」を開発しました。これまでの米粉製品にない食感と、こだわりのフレーバーを実現したノンフライスナックの販売に至った経緯を、グッテ代表取締役社長の宮﨑拓郎さんにお聞きました。
宮﨑さんはミシガン大学で栄養学を学び、病院勤務をする中で、腸疾患などお腹が敏感な方の多くが日常生活の課題を抱えていることに気づき、その課題解決を目指しグッテを創業しました。
「医療現場や患者コミュニティを通して、患者さんの食の課題と向き合ってきた経験から、食に制限がある人でも安心しておいしく食べられる食品を届けたいと、米粉を活用したお菓子の開発を開始しました」と宮﨑さんは語ります。

最初は大手菓子メーカーの支援プログラムに参加して商品開発をスタート。お菓子開発や米粉の専門家のサポートで米粉スナックが誕生。腸疾患を抱える方向けにオンライン販売を開始しました。
販売開始後、自然食品店や健康意識の高い生活者からの問い合わせが相次いだことを受け、より幅広いニーズに応えるべく、米粉商品開発等支援対策事業を活用して、フレーバーの見直しや商品名のリニューアル、パッケージや内容量の再設計など、リブランディングを行いました。
「商品改良のきっかけは二つあります。一つは病気の人以外に食にこだわりのある方や妊婦、健康志向の方などから高評価を得たこと。もう一つは、スナック菓子として持続的に事業を行うには、販売量を増やして原価を下げる必要があるというビジネス的な気づきでした。誰が食べてもおいしく、かつ、安心して食べられるお菓子にするため、とにかく味と食感は妥協せず開発に取り組みました」と宮﨑さんは語ります。

できあがった「サクリィ」は、福岡県産玄米「ふくのこ」100%の発芽玄米全粒粉を使用したノンフライスナックです。農研機構(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構)が開発した処理技術を用いて玄米を発芽させ、粉末化することで、ノンフライでも軽くてサクサクとした食感を生み出すことに成功しました。
「これまでの米粉製品はせんべいやクッキーが多く、食べると口にまとわりつく感じがあり、いわゆる『スナック』と言えるものは限られていました。しかし『サクリィ』は“軽さ”が特長のサクサクとした食感です。食べた人の多くが、その軽さに驚いてくれました」と宮﨑さんはその食感に自信を持ちます。
前述の処理技術で玄米特有の米の風味を取り除くことで、米粉では珍しいフレーバーも実現しました。
「香るゆずのり塩」は、日本最古のゆずと言われる埼玉県毛呂山町の「桂木ゆず」を使用。一般的なゆずの4倍の香気成分が含まれているため、少量のパウダーでも袋を開けた瞬間にふわっと爽やかなゆずの香りを感じられます。食べるとさらにしっかりとしたゆずとのりの風味、適度な塩味が感じられる大人の味わいです。
「こだわりチーズ」は、ゴルゴンゾーラチーズを含む3種のチーズを組み合わせ、そこに味噌を加えることで、最初から最後までチーズの味の変化を楽しめます。
「たっぷりカカオ」は、沖縄県産のサトウキビを使ったミネラル豊富な黒糖を採用し、カカオのエキスパートが厳選したカカオと掛け合わせたパウダーをふんだんに使用。お米のやさしい味わいとのハーモニーを楽しめます。
パッケージデザインも、商品の「安心だけどおいしい」「ジャンクフード感が楽しめる」といった複数の強みをどう伝えるかという絶妙なバランスが課題となり、多くの時間をかけて検討しました。また、「サクリィ」というキャッチーな商品名や「“食べてよかった”が続く」というキャッチフレーズも、専門家やオンラインコミュニティの人々との議論を経て決定。前向きなメッセージを込めることにこだわりました。

「食事制限のある方や健康志向の方の中には、スナック菓子は食べてはダメと思っていたり、食べることへの罪悪感を感じる方もいます。でもこの『サクリィ』なら、不安なくおいしさを味わうことができ、前向きに食を楽しめます。それをどのように表現するか、とても悩みました」と宮﨑さん。その苦労の甲斐があり、すてきなパッケージやオンラインショップができあがりました。

「サクリィ」は2025年10月30日に発売したばかりで「認知はまだまだ」と宮﨑さんは言います。
「まずは、ブランドを確立し、多くの方に手に取ってもらうように早期に1000軒の店舗での納品を目指します。その結果として、食の制限を抱える方の課題を解決したい。将来は海外展開もしていきたいです。2024年にサンフランシスコで改良前の商品の試食会を行い、好評を得たことから、可能性は十分にあると考えています。また、『サクリィ』の販売拡大を通じて、『ふくのこ』の生産地である直方市の持続的な農業の発展にも寄与したいと考えています」(宮﨑さん)
米粉の可能性はまだまだあると宮﨑さんは考えています。
「私は米粉製品を単なる『小麦の代用品』だとは考えていません。特に発芽玄米全粒粉は日本独自の食のこだわりが詰まった新しい食体験をつくり出すための最高の素材だと感じています。農家さんの努力の結晶である『ふくのこ』から、これまでの米粉の常識を超える味と食感を持つ『サクリィ』は誕生しました。それは『米粉だから仕方ない』ではなく、『日本の米粉だからこそ、ここまでできる』という挑戦の証です。食感も、味わいも、楽しみ方も、まだまだ進化できる。私はそう確信しています」と熱い思いを語ってくださいました。
※本記事は2026年1月時点の情報です