
自社で運営する養鶏場から届く安心・安全な卵を使用した、ショートブレッドタイプの焼き菓子「ダブリンドア」に、「バターリッチ」「アーモンド」に次ぐ第3弾として米粉を使用した「ライス」が仲間入りしました。熊本県産ミズホチカラでつくった米粉と上質な素材を使って焼き上げた一品は、米粉の特徴であるしっとりとした口あたりと、ほろりとほどける口溶けの良さを楽しめます。小ぶりながら、厚みがあるので食べごたえも満点です。
784円(税込)/1袋
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・アイリッシュ・ルーム フェルヴェール本店
富山県高岡市福岡町下老子775-1 Tel.0766-64-8805
・フェルヴェール 金沢本店
石川県金沢市西念1-16-9 Tel.076-256-0287
・フェルヴェール 富山駅前店
富山県富山市明輪町1-226 Tel.076-471-8058

富山県内で複数の養鶏場を運営している株式会社セイアグリーシステム(以下、セイアグリーシステム)。同社では自慢の卵をふんだんに使用し、直営カフェレストランで料理を提供するほか、通販サイトで焼き菓子やプリンといったスイーツの販売を手がけています。今回、米粉商品開発等支援対策事業を活用して新たな機器を導入し、新商品「ダブリンドア ライス」の開発を行いました。伝統の焼き菓子に米粉を使用した経緯や商品の魅力について、開発を担当した新田昌弘さんにお話を伺いました。
自社で運営する養鶏場で、バランスのよい飼料と徹底した衛生管理のもとで鶏を飼育し、おいしくて安心・安全な卵を販売するセイアグリーシステム。「セイアグリー健康卵」は、すぐれた栄養バランスに加え、白身の部分がしっかりしており泡立ちがよいことが特徴で、多くの洋菓子店から高く評価されています。自慢の卵は、直営のカフェレストラン「フェルヴェール」で提供する料理をはじめ、シフォンケーキやクッキー、プリンといったスイーツにも贅沢に使われています。

2025年12月に発売した「ダブリンドア ライス」は、生地に米粉を約65%使用したショートブレッドタイプの焼き菓子で、「バターリッチ」「アーモンド」に次ぐシリーズ第3弾として誕生しました。同社が掲げる“本物だけしか使わない”というコンセプトのもと、原材料となるバターや砂糖を厳選し、伝統の製法を守りながら、風味豊かに焼き上げてあります。しっとりとした口あたりと、やさしくほどける口溶けのよさは米粉ならでは。見た目は小ぶりながら、厚みがあるので食べごたえも申し分ありません。
新田さんは「当社では、数年前からシフォンケーキやパンなどに米粉を使用してきました。今回はこれまで培ってきたノウハウを活かし、米粉を使った『ダブリンドア』の開発に取り組みました。皆さんに親しまれている製品とはまた違う、新たなおいしさを届けられれば」と開発のきっかけを話してくれました。

「ダブリンドア ライス」には、熊本県産のミズホチカラでつくった米粉を使用しています。この米粉はシフォンケーキやパンなどでも使ってきたものでしたが、いざ試作を始めてみると思うような仕上がりにならなかったそうです。
「米粉はグルテンを含んでいないため、小麦粉ベースの生地と比べると、ふっくら感が足りないと感じました。シフォンケーキやパンなど、米粉を使った商品はこれまでも手がけてきましたが、今回のクッキー生地のようなものは、また勝手が違うのだなと感じました」と新田さんは振り返ります。
米粉の配合を調整するなど、試行錯誤を重ねる中、今回の支援事業を活用して導入した真空対応ミキサーと電気オーブンが、この課題のクリアに役立ったそうです。
「真空対応のミキサーを使うと、よりなめらかで均一な生地づくりができるようになりました。白身がしっかりしていることが特徴の、当社の卵とも相性が良かったようです。また当社では焼き菓子づくりにガスオーブンを使っていましたが、専門業者からのアドバイスもあり電気オーブンを導入しました。その結果、それまで不足気味だった膨らみが良くなり、小麦粉ベースのものと同等の仕上がりになりました。米粉に含まれる水分を適度に保ちながら焼き上げていく電気オーブンが、今回は正解だったようです」


試行錯誤を重ねて完成した「ダブリンドア ライス」は、2025年12月から直営店で試験的に販売をスタート。さらに直営レストランを利用したお客様に試食を提供するなど、商品のPRを進めてきました。お客様からの評価はこれからとのことですが、「社内のスタッフも含め“焼き菓子は小麦粉でつくるもの”と考える人はまだ多く、米粉という素材はこれから評価されていくのではと考えています。米粉には小麦粉とは違った良さがあります。『ダブリンドア』も、小麦粉と米粉の生地を食べ比べて、“見た目は同じなのに、食感や味わいが違う!”という新たな発見とともに米粉の特徴や魅力も知ってもらえるのでは」と新田さんは「ダブリンドア ライス」に期待を寄せています。
最後に今後の米粉活用について、展望をお聞きしました。 「今回開発した『ダブリンドア ライス』で使用している約65%という米粉の配合率は、現状でこれがベストと考えています。今後は、おいしさをキープしながら、2週間程度の賞味期限をさらにのばし、贈答品として活用できるようにしたいですね。当社製品での米粉の活用については、バウムクーヘンで試してみたいと考えています。将来的には米粉を使ったスイーツが、当社の商品ラインナップの1ジャンルとして展開できれば嬉しく思います」
新たな商品を開発し、米粉のおいしさと魅力を広く発信していく。これからもセイアグリーンシステムの商品づくりに注目です。
※本記事は2026年1月時点の情報です