
植物由来の素材のみを使用したグルテンフリーのシチュールウとデザート用のミックス粉です。「植物性シチュールウ」はクリーミーに仕上げたベシャメルソース風の「ホワイト」と、隠し味の赤味噌やバルサミコ酢が深いコクを生み出す「ブラウン」の2種類が登場。1袋で4~5皿つくることができます。「植物性デザートベース」は、水や豆乳を加えて加熱して冷やし固めれば、風味豊かでやさしい甘さの和風プリンが簡単にでき上がります。
Vegete 植物性シチュールウ ホワイト(ベシャメルソース風)・ブラウン(デミグラスソース風)各 595円/110g
Vegete 植物性デザートベース(黒ごま・きなこプリンの素) 695円/180g
・自社ECサイト
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動物性の素材や化学調味料、人工着色料・香料をいっさい使わず、植物由来の素材のみを使用した食品の開発と販売を手がける株式会社シエル・ブルー(以下、シエル・ブルー)。家族みんなで同じ食事を楽しんでもらいたいという願いから、「Vegete(ベジテ)」というオリジナルブランドを立ち上げ、グルテンフリーの製品をつくってきました。今回、Vegeteシリーズに2種類のシチュールウとデザート用のミックス粉が新たに仲間入りしました。開発の経緯と商品に込めた想いを代表取締役の速水宏さんに伺いました。
シエル・ブルーでは、アレルギー特定原材料等28品目不使用のグルテンフリーのカレールウを2016年から販売しています。この商品は、食物アレルギーをもつ子どもがいる家庭を中心に評判が広がり、まとめ買いするリピーターも多い看板商品となっています。2026年2月に発売された「植物性シチュールウ」と「植物性デザートベース」は、カレールウに次ぐVegete商品として誕生しました。
「植物性シチュールウ」は、ベシャメルソース風の「ホワイト」とデミグラスソース風の「ブラウン」の2種類。どちらもアレルギー特定原材料は、大豆を除く27品目が不使用です。さらに油脂やブイヨンといった動物性の原料、うまみ調味料や着色料といった添加物も使用していません。米粉には新潟県産の米を酵素処理したのち、気流粉砕したものを使用しています。微細製粉した米粉は粒度が小さく丸みを帯びているため、なめらかなソースをつくるのに適しているそうです。「ホワイト」には16%、「ブラウン」には15.3%の米粉が使われています。


今回開発した商品について、速水さんは次のように話します。
「カレールウの開発で得たノウハウを活かし、シチュールウの開発を行いました。しかし当初は、小麦粉でつくるシチューのような味わいやコクを出すのに苦労しました。様々な素材を試し「ホワイト」は豆乳パウダーと甘酒で風味をプラスし、「ブラウン」はバルサミコ酢や赤味噌でコクを出すことにしました」
試食をした人からは、「『ホワイト』も『ブラウン』も味のバランスがよく、植物性と言われないとわからない」「子どもにも安心して食べさせられる」といった感想が届いたそうです。
速水さんは、大手食品メーカーで研究職としてカレーの開発に従事、その後別の食品メーカーでレトルトカレーの改良や開発を手がけてきました。こうしたキャリアを活かしてシエル・ブルーを設立。誰もがおいしく食べられるプラントベースの食品づくりをスタートしました。
「未来を生きる子どもたちには、安心・安全で身体にやさしいものを食べてもらいたい。私たちが開発した商品に冠した“Vegete”というブランド名には、そんな想いが込められています」と話してくれました。
同社では、グルテンフリーのミックス粉「植物性デザートベース」も商品化し、Vegeteシリーズとして発売しました。こちらは水や豆乳を加えて温め、冷やし固めれば、口あたりなめらかなプリンをつくることができます。ゴマと大豆を除くアレルギー特定原材料26品目は不使用、てんさい糖など植物由来の甘味料を使用し、自然な甘みを楽しめます。米粉は10%使われています。

速水さんは「デザート用ミックス粉は、以前から開発を進めていたアイテムの一つで、今回の米粉商品開発等支援対策事業を活用して商品化が実現しました。手づくりデザートとして市販されているミックス粉は、乳や卵が使われているタイプが多いのですが、この『植物性デザートベース』は、すべて植物由来の素材を使用しています。当初はカスタードクリーム系を予定していましたが、昨今の健康志向を考慮し、和風テイストの“黒ごま・きなこ”にしました」と開発の経緯を教えてくれました。

今回の補助金は、新商品のパッケージデザインにも活用されています。「植物性シチュールウ」は、既存のカレールウと同じ形状のパッケージなので、基本的なデザインは踏襲しつつ、調理例の写真はシズル感を出し、真上から撮影したものを採用するなどで差別化を図ったそうです。
開発した3品の今後の展開について、速水さんは次のように話します。
「『植物性シチュールウ』は、当社のカレールウと同じように、賞味期限を延ばして常温保存できるレトルトタイプの開発を進める予定です。また、シチューは秋から冬に食べることが多い料理ですが、フレークタイプの『植物性シチュールウ』は、使う量を調整できるので、様々なアレンジが可能です。例えば『ホワイト』はクリーム仕立てのパスタソースやクリームコロッケの具材に、『ブラウン』はハンバーグソースやハヤシライスなど。今後は当社のサイトやSNSを活用して、アレンジレシピなどを発信していきたいと考えています」

シエル・ブルーでは、Vegeteシリーズのラインナップが増えたので、補助金を活用して総合カタログを新たに制作しました。2026年は新商品の認知度アップのためのプロモーション活動に重点を置き、次年度以降はBtoBへの販路拡大を視野に入れた販売計画や営業活動を推進していく予定です。
米粉の活用については「当社のVegeteシリーズは、米粉を使用したグルテンフリーの製品であることがコンセプトなので、製品づくりに米粉の存在が欠かせません。今後もアレルギーをもつ人たちはもちろん、様々な添加物が気になる人、健康への関心が高い人にも食べてもらえる製品づくりに取り組みます」と語ります。
安心・安全な商品を安定してお客様に届ける、それが米粉の消費拡大にもつながるように。シエル・ブルーは、これからもやさしい味わいのグルテンフリー製品づくりに取り組んでいきます。
※本記事は2026年1月時点の情報です